おお‐びたい【大額】
江戸時代、男子の鬢(びん)を細く小さくして、額を広くそったもの。中間(ちゅうげん)・小者(こもの)・町奴(まちやっこ)などの間に流行。
おお‐びゃくしょう【大百姓】
多くの田畑を所有している百姓。豪農。
おお‐びゃくにち【大百日】
歌舞伎の立ち役のかつらの一種。月代(さかやき)を100日間もそらずにおいたようすを示し、「楼門五三桐(さんもんごさんのきり)」の石川五右衛門などに使う。大百(だいびゃく)。
おお‐びら【大びら】
[形動][文][ナリ]「大っぴら」に同じ。「芸者の方が—で、面倒臭くなくって」〈荷風・つゆのあとさき〉
おお‐びる【大蒜】
ニンニクの古名。〈和名抄〉
おお‐びん【大瓶】
大型の瓶。ビール瓶では、容量633ミリリットルのものをいう。
おお‐ふう【大風】
[名・形動] 1 おごり高ぶって、人を見下すような態度をとること。また、そのさま。横柄(おうへい)。「—に鼻音で答えると、急に言葉使いまでがぞんざいになって」〈里見弴・多情仏心〉 2 気が大きく...
おお‐ぶかし【大蒸かし】
《「おおふかし」とも》サツマイモのふかしたもの。ふかしいも。「大福餅や—をむしゃりむしゃり」〈滑・浮世風呂・三〉
おお‐ふさも【大房藻】
アリノトウグサ科の水生の多年草。池沼や水路などに生える。葉は羽状に細く裂けて輪生する。春から初夏にかけて白い小花をつけるが、地下茎でも繁殖する。ブラジル原産。日本では特定外来生物。
おお‐ふだ【大札】
1 大きな札。また、大きな制札(せいさつ)。 2 歌舞伎劇場などで、大人用の入場券。→小札(こふだ) 3 劇場で、興行の会計を担当する者。