お‐ちからおとし【御力落(と)し】
「力落とし」の尊敬語。「どうか—になりませんよう」
おち‐がかり【落(ち)掛(か)り】
傾斜した材木と水平な材木とが合わさる所。
落(お)ちが付(つ)・く
話題が、意外性をもった結末で終わる。また、コントや漫才などが、人を笑わせるような結末で終わる。
おち‐ぐち【落(ち)口】
1 水の流れの落下する所。「滝の—」 2 抽籤(ちゅうせん)や入札に当たった人。 3 落ち始め。「あしひきの山の木の葉の—は色のをしきぞあはれなりける」〈拾遺・物名〉
おち‐くぼ【落ち窪】
《落ちくぼんだ所の意》家の中で、普通の床より一段低い所。落ち間。「—なる所の、二間なるになむ住ませ給ひける」〈落窪・一〉
おち‐くぼ・む【落ち凹む/落ち窪む】
[動マ五(四)]周囲より低くなっている。「やせて目が—・む」
おちくぼものがたり【落窪物語】
平安時代の物語。4巻。作者不詳。源氏物語よりもやや早い成立か。中納言忠頼の娘が、継母にいじめられて落窪の間に押し込められるが、左近少将道頼に迎えられ、中納言一家も栄える。継子いじめという陰湿な主...
おち‐ぐり【落ち栗】
地上に落ちた栗の実。《季 秋》「—や墓に経よむ僧の前/召波」
おち‐けん【落研】
高校や大学などでの「落語研究会」の略称。→落語
おち‐こち【遠近】
1 遠い所と近い所。あちらこちら。「鶏の声も—に聞こえる」〈藤村・千曲川のスケッチ〉 2 将来と現在。昔と今。「またまつく—兼ねて言(こと)は言へど逢ひて後こそ悔いはありといへ」〈万・六七四〉