のたうち‐まわ・る
[動ラ五(四)]苦しみもがいてころげまわる。「激痛に—・る」
のた‐う・つ
[動タ五(四)]《「ぬたうつ」の音変化》苦しみもがく。苦痛でころげまわる。「不意の胃痛に—・つ」
のた‐く・る
[動ラ五(四)] 1 からだをくねらせてはう。うねって動く。「みみずが—・る」 2 文字などを乱暴に書く。「ノートの端にメモを—・る」
のたば‐く【宣ばく】
《「のたぶ」のク語法》「のたまわく」に同じ。「白ひげの上ゆ涙垂り嘆き—」〈万・四四〇八〉
のた・ぶ【宣ぶ】
[動バ四]《動詞「の(宣)る」に「た(賜)ぶ」の付いた「のりたぶ」の音変化》「言う」の尊敬語。おっしゃる。「雨は降る去ねとは—・ぶ笠は無し」〈梁塵秘抄・二〉
のたま・う【宣ふ/曰ふ】
[動ハ四]《動詞「の(宣)る」に「たま(給)う」の付いた「のりたまう」の音変化で、本来は、上位が下位に告げ知らせるの意》 1 「言う」の尊敬語。おっしゃる。「何くれと、いとあはれに多く—・ひて」...
のたまく【宣く】
《「のたまわく」の音変化。論語の訓読「子、のたまわく」から。近世江戸語》 1 言われること。おっしゃること。「すでに孔子—に」〈洒・新吾左出放題〉 2 勝手なことを言うこと。ごたく。「貸した奴が...
のたまわ‐く【宣はく/曰はく】
《動詞「のたまう」のク語法》おっしゃること。おっしゃるには。のたばく。「子(し)—」「高祖—」〈平家・三〉
のたまわ・す【宣はす/曰はす】
[動サ下二]《動詞「のたま(宣)う」+尊敬の助動詞「す」から》「言う」の尊敬語。「のたまう」より敬意が強い。おおせられる。「(帝ハ)よろづの事を泣く泣く契り—・すれど」〈源・桐壺〉
の‐ため【篦撓め】
《「のだめ」とも》矢竹のそりをためなおすこと。また、そのための道具。「金磁頭(かなじどう)二つ—に取り添へて」〈太平記・一七〉