お‐はむき【御歯向き】
へつらい。お世辞。ご気嫌取り。「もしうっかりしたことを—に云えば、抜きさしならないことになりそうだ」〈幸田文・流れる〉
お‐はもじ【御は文字】
《「は」は「はずかし」の第1文字》恥ずかしいこと。「—ながら此の子が参ったしるし」〈浄・手習鑑〉
お‐はやし【御林】
江戸幕府が直轄した山林。御林奉行が支配。明治維新以後は官林(国有林)となった。公儀林。
お‐はやし【御囃子】
「囃子」の美化語。
おはやし‐ぶぎょう【御林奉行】
江戸幕府の職名。勘定奉行の支配に属し、御林の伐採や木材運搬などをつかさどった。
お‐はよう【御早う】
[感]《「おはやく」のウ音便から》朝、会ったときのあいさつの語。丁寧に言うときは「おはようございます」。
おはら【大原】
「おおはら(大原)」に同じ。
お‐はらい【御払い】
1 「払い」の尊敬語・美化語。「今月分の—はお済みですか」 2 「お払い物」の略。
お‐はらい【御祓】
1 災厄を除くために神社などで行う儀式。「交通安全の—を受ける」 2 毎年6月と12月のみそかに、神社で行う祭事。大阪の天満宮・住吉神社などの夏越(なご)しの祓(はらえ)が有名。お祓祭り。 3 ...
おはらい‐ばこ【御祓箱/御払い箱】
1 (御祓箱)中世から近世にかけて、御師(おし)が、毎年諸国の信者に配って歩いた、伊勢神宮の厄よけの大麻を納めた小箱。はらえばこ。 2 (御払い箱) ㋐勤めを辞めさせられること。「会社を—になる...