御百度(おひゃくど)を踏(ふ)・む
1 願い事がかなうように社寺に一〇〇度お参りをする。お百度を上げる。 2 頼み事を聞き入れてもらうために、同じ人や場所を何度も繰り返し訪ねる。「—・んで契約を取りつける」
おひゃら‐か・す
[動サ五(四)]冷やかす。からかう。おひゃる。「折に触れては気に障ることを言うか、さなくばいやに—・す」〈二葉亭・浮雲〉
おひゃ・る
[動ラ四] 1 「おひゃらかす」に同じ。「おいらが顔の棚おろしか。いいかげんに—・るものだ」〈人・娘節用・前〉 2 おべっかを言う。へつらう。「—・る手合を四、五人ひきつれて」〈滑・浮世風呂・三〉
お‐ひや【御冷や】
1 《女房詞「お冷やし」の略から》冷たい飲み水。 2 《冷御膳(ひやごぜん)の「ひや」に「お」を付けたもの》冷や飯。
お‐ひやし【御冷やし】
水をいう女房詞。おひや。
おい‐ゆ・く【生ひ行く】
[動カ四]育っていく。成長していく。「初草の—・く末も」〈源・若紫〉
おひょう
ニレ科の落葉高木。北地の山中に自生。葉は先が大きく三つに裂けていて、縁にぎざぎざがある。春、淡黄色の小花が群がって咲く。名は、アイヌ語の「オピウ」に由来するといわれ、繊維をとり、厚司(あつし)と...
おひょう【大鮃】
カレイ科の海水魚。全長は雄が約1.4メートル、雌が約2.6メートル。体は楕円形で、両眼のある右側は暗褐色の地に斑紋が散在。北海道の沖から北太平洋に広く産し、肉は美味で、良質の肝油もとれる。
お‐ひより【御日和】
「日和1・2」の美化語。
お‐ひら【御平】
1 《女房詞から》平椀(ひらわん)。 2 平椀に盛りつけた料理。 3 鯛(たい)をいう女房詞。