おもう‐さま【思う様】
[副]満足のゆくまで。思う存分。「—酒を飲む」 [名]心に思っていること。考え。「あやしう思ひやりなきやうなれど、—ことなる事にてなむ」〈源・澪標〉 [形動ナリ] 1 申し分のないさま。「...
おもう‐ぞんぶん【思う存分】
[副]満足がいくまで。思いきり。「—(に)遊びたい」「—の働き」
おもう‐つぼ【思う壺】
[連語]《「壺」は、ばくちでさいころを入れて振る道具》意図した状態。たくらんだとおり。「相手の—にはまる」
思(おも)うところ無(な)・し
思慮分別がない。「所せきさましたる人こそ、うたて—・く見ゆれ」〈徒然・二〉
おもう‐どち【思ふどち】
[連語]気の合った者どうし。親しい者どうし。「梅の花今盛りなり—かざしにしてな今盛りなり」〈万・八二〇〉
思(おも)う仲(なか)の小諍(こいさか)い
むつまじい二人は、かえって小さなけんかをよくするということ。思う余りの小諍い。思う仲のつづり諍い。
おもう‐に【思うに/惟うに】
[副]考えてみるに。推察すると。「—彼はああいう性格なのだ」
思(おも)うに任(まか)せ◦ない
望んだとおりに事が進まない。「意見が続出して議事進行が—◦ない」
思(おも)うに別(わか)れ思(おも)わぬに添(そ)う
好きな人とは結婚できないで、そうでない人と一緒になる。男女の縁は思いどおりにならないということ。
思(おも)う念力(ねんりき)岩(いわ)をも通(とお)す
どんなことでも一心に行えばできないことはない。