おも‐やつれ【面窶れ】
[名](スル)病気や心配事などのため、顔がやつれること。「—するほどの苦労」
おもや・る【思やる】
[動ラ四]《「おもいある」の音変化》思いなさる。思われる。ふつう、同輩以下に用いる。「そなたもそれほどに—・ればちかごろぢゃ」〈虎清狂・薬水〉
おも‐ゆ【重湯】
多量の水で米を炊いたときの、米粒以外ののり状の汁。病人や乳児の流動食とする。
おも‐よう【面様】
1 顔色。表情。「旦那の—いかにと覗(うかが)いしが」〈一葉・われから〉 2 顔だち。「額髪長やかに、—よき人の」〈枕・二九四〉
お‐もらい【御貰い】
乞食(こじき)。
おも‐らか【重らか】
[形動ナリ]「重りか」に同じ。「小さき唐櫃(からびつ)の、金物したるが、いと—なるを」〈増鏡・おどろの下〉 「大の男の—に歩みなして舞台に上り」〈義経記・六〉
お‐もらし【御漏らし】
[名](スル)小便を漏らすことをいう幼児語。
おもり【重り/錘】
1 重さを増すために付け加えるもの。 2 秤(はかり)の付属品で、物の重さとつりあわせるための金属。分銅。 3 釣りの仕掛けを沈めるために付ける鉛。また、漁網を沈めるために付けるもの。沈子(ちんし)。
お‐もり【御守(り)】
[名](スル) 1 子供の相手をしたり、世話をしたりすること。また、その人。子守り。 2 手のかかる相手に付き添って世話などをすること。また、その人。「新入社員の—をする」
おもり‐か【重りか】
[形動ナリ] 1 いかにも重そうなさま。おもらか。「衣箱の—に古代なる」〈源・末摘花〉 2 態度などが重々しいさま。重厚なさま。おもらか。「げにいと人柄—に」〈源・竹河〉