おり‐か・く【折り掛く/折り懸く】
[動カ下二] 1 折って物に掛ける。「賤(しづ)の男(を)が篠(しの)—・けて干す衣」〈梁塵秘抄・二〉 2 折ったままにしておく。「鎧(よろひ)に矢の立つこと数を知らず、—・け—・けしたりければ...
おり‐か・く【織り掛く/織り懸く】
[動カ下二]布などに織って掛け渡す。「竜田川錦—・く神無月時雨の雨をたてぬきにして」〈古今・冬〉
おり‐かけ【折(り)掛け/折(り)懸け】
1 折り曲げて物に掛けること。 2 「折り掛け垣」の略。 3 「折り掛け灯籠(どうろう)」の略。 4 「折掛け旗」の略。
おりかけ‐がき【折(り)掛け垣】
折り曲げた竹や柴(しば)などを、両端を地に挿して連ねた垣根。
おりかけ‐どうろう【折(り)掛け灯籠】
細く削った竹2本を交差させて折り曲げ、その四端を方形の薄板の四隅に挿して、紙を張った盆灯籠。《季 秋》
おりかけ‐ばた【折(り)掛け旗】
旗ざおの先に横手をつけて、四半(しはん)をつけた旗。幟(のぼり)の一種。
おり‐かさな・る【折(り)重なる】
[動ラ五(四)]人や物が次々と乱れて重なり合う。「乗客が—・って倒れる」
おり‐かさ・ねる【折(り)重ねる】
[動ナ下一][文]をりかさ・ぬ[ナ下二]折って重ねる。畳んで重ねる。「古新聞を—・ねる」
おり‐かた【折(り)形】
1 目録または進物を包む紙の折り方。 2 赤飯を他家へ配るときのごま塩など、薬味類を入れて小さく折った紙包み。 3 紙を折っていろいろな物の形を作ること。折り紙細工。
おり‐かばん【折り鞄】
書類などを入れて携帯する、二つに折り畳めるかばん。