おい‐め【負(い)目】
1 恩義があったり、また自分の側に罪悪感などがあったりして、相手に頭が上がらなくなるような心の負担。「道義的に僕は彼に—がある」 2 負債。借金。「四五十円の—の為に、頗(すこぶ)る急迫なしたり...
おい‐め【追(い)目】
1 ばくちで、何度負けても4割増しずつかけて、勝てば一挙にそれまでの負けを取り戻す方法。 2 さいころばくちで、続けて負ける運となること。負け目。
おい‐も・つ【負ひ持つ】
[動タ四]名としてもつ。名のる。「名をば大久米主(おほくめぬし)と—・ちて」〈万・四〇九四〉
おい‐もと・める【追(い)求める】
[動マ下一][文]おひもと・む[マ下二] 1 追いかけてさがす。「犯人を—・める」 2 努力を重ねて手に入れようとする。「理想を—・める」
おいもの‐い【追(い)物射】
騎馬で獲物を追って馬上から矢を射ること。転じて、逃げる敵を馬上から射ること。おんものい。
おい‐や
[感]不意のことに驚いたり、ふと思いついたりしたときに発する語。おやっ。「—、聞きし人ななり」〈源・宿木〉
おい‐や・る【追い遣る】
[動ラ五(四)] 1 追ってその場から去らせる。追い払う。「犬を—・る」「疑念を頭から—・る」 2 無理やりある状態におちいらせる。「閑職に—・る」「苦境に—・る」
おい‐ゆ・く【生ひ行く】
[動カ四]育っていく。成長していく。「初草の—・く末も」〈源・若紫〉
おい‐ら【己等/俺等】
[代]《「おれら」の音変化》一人称の人代名詞。おれ。おら。ふつう、男性が用いる。
おい‐らか
[形動ナリ] 1 性格が、こせこせせずおっとりしているさま。穏やか。「対の君は、—なれど心深ければこそ」〈宇津保・楼上上〉 2 態度が素直でとげとげしくないさま。あっさりしているさま。「すべて人...