かい‐し【海市】
蜃気楼(しんきろう)の異称。《季 春》 [補説]書名別項。→海市
かい‐し【界紙】
罫(けい)を引いた紙。罫紙(けいし)。
かい‐し【開士】
《「かいじ」とも。梵bodhi-sattvaの訳。菩提薩埵(ぼだいさった)と音写》 1 菩薩(ぼさつ)の異称。 2 高僧の尊称。
かい‐し【開市】
市場(しじょう)を開くこと。また、貿易を始めること。「横浜以下三港は既に—に至ると雖(いえど)も」〈染崎延房・近世紀聞〉
かい‐し【開始】
[名](スル)始めること。また、始まること。「交渉を—する」「試合—」⇔終了。
かい‐し【解屍】
死体を解剖すること。「又、其の間には、—の事もあり」〈蘭学事始〉
かい‐し【懐紙】
1 畳んでふところに入れておく紙。臨時に書状や詩歌の料紙に用いたり、茶席で菓子を取り分けたり茶碗の縁などをふくのに用いたりする。ふところがみ。畳紙(たとうがみ)。 2 詩歌・連歌・俳諧を正式に記...
かい‐し【甲斐市】
⇒甲斐
かい‐し【解試】
中国の宋代、科挙の試験段階の一。後世の郷試にあたる。
かいし【海市】
福永武彦の小説。親友の妻との不倫の恋に溺れる画家の姿を描く。昭和43年(1968)刊行。