かい‐だし【買(い)出し】
1 問屋・市場・産地などに出向いて商品を買い入れること。 2 第二次大戦中や戦後の食糧不足により、都会の消費者が農村へ食糧を買いに出かけたこと。
かいだし‐にん【買出人】
小売店・飲食店・食品加工業者などで、自分の店で扱う品物を仕入れるために卸売市場へ出向き、仲卸業者から購入する人。買出人として卸売市場に出入りするには市場開設者の許可が必要。
かい‐だ・す【買(い)出す】
[動サ五(四)] 1 買いはじめる。「急に株を大量に—・した」 2 問屋・市場・産地などに出向いて商品を買い入れる。「生産地から野菜を—・す」
かい‐だ・す【掻い出す】
[動サ五(四)]《「かきだす」の音変化》たまり水などをかきさらうようにして外にくみ出す。「船底の水を—・す」
かい‐たつ【回達】
[名](スル)《「かいだつ」とも》次々に送り届けること。順送りに回して知らせること。「両院の普く—すること三回に及て」〈村田文夫・西洋聞見録〉
かい‐だて【買(い)建て】
1 株式の信用取引や商品の先物(さきもの)取引で成立した買い注文。または、買い約定。⇔売り建て。 2 「買建玉(かいだてぎょく)」の略。
かいだて‐ぎょく【買建玉】
株式の信用取引や商品の先物(さきもの)取引で、買い注文や買い約定をしたままで、未決済のもの。⇔売建玉(うりだてぎょく)。
かい‐だめ【買い溜め】
[名](スル)物資の不足、物価の値上がりを見越して、さしあたっての必要以上に品物を買い込んでおくこと。「不時の場合に備えて食糧を—する」
かい‐だゆ・し【腕弛し】
[形ク]《「かいなたゆし」の音変化。「かいたゆし」とも》「かいだるい」に同じ。「悔しくもかへりにけるか唐衣(からごろも)—・きまでかへすかひなし」〈清慎公集〉
かい‐だる・い【腕弛い】
[形][文]かひだる・し[ク]《「かいなだるい」の音変化。中世・近世語》腕が疲れてだるい。また、からだなどが疲れて動かすのがおっくうだ。かったるい。「頤(おとがひ)の—・い程詫びれども」〈浄・二...