かい【懐〔懷〕】
[常用漢字] [音]カイ(クヮイ)(漢) [訓]ふところ なつかしい なつかしむ なつく なつける おもう いだく 〈カイ〉 1 胸中にいつまでも思いをいだく。心にいだく思い。「懐疑・懐旧・懐...
かい【懈】
[音]カイ(漢) ケ(呉) [訓]おこたる おこたる。なまける。「懈惰(かいだ)・懈怠(かいたい)・懈怠(けたい)」
かい【獪】
[音]カイ(クヮイ)(漢) 悪賢い。ずるい。「狡獪(こうかい)・老獪」
かい【諧】
[常用漢字] [音]カイ(漢) 1 調和する。やわらぐ。「諧声・諧調・諧和/和諧」 2 冗談。ユーモア。「諧謔(かいぎゃく)/俳諧」 [名のり]なリ・ゆき
かい【蟹】
[人名用漢字] [音]カイ(漢) [訓]かに 〈カイ〉節足動物の名。カニ。「蟹甲・蟹行」 〈かに(がに)〉「蟹座・蟹玉・蟹工船/沢蟹・山蟹」 [補説]「蠏」は異体字。 [難読]蟹股(がにまた)
かい【卵/殻/稃】
《「貝」と同語源》たまご。また、たまごの殻(から)。かいご。「—のうちに命こめたる雁(かり)の子は君が宿にてかへさざるらむ」〈宇津保・藤原の君〉
かい【貝】
1 貝殻をもつ軟体動物。ハマグリなどの二枚貝、サザエなどの巻き貝、ツノガイなどの掘足類を主にいう。 2 貝殻。「—細工」 3 貝殻で作ったもの。貝香(かいこう)の粉末、螺鈿(らでん)など。 4 ...
かい【峡】
《動詞「か(交)う」の連用形「交い」から。交差するところの意》両側に山が迫っている所。山と山の間。山かい。「月が山の—から覗(のぞ)いて谷間に堆(うずたか)い屍(しかばね)を照らした」〈中島敦・李陵〉
かい【匙/匕】
《もと貝殻を用いたところから》飯などをすくうもの。しゃくし。さじ。「箸(はし)、—など、とりまぜて鳴りたる、をかし」〈枕・二〇一〉
かい【粥】
「かゆ」の音変化。