あま‐ごろも【雨衣】
[名]「あまぎぬ」に同じ。
[枕]「田蓑(たみの)」にかかる。「—たみのの島に鶴(たづ)鳴きわたる」〈古今・雑上〉
あま‐づたう【天伝ふ】
[枕]「日」にかかる。「—日笠(ひかさ)の浦に波立てり見ゆ」〈万・一一七八〉
あみ【網】
1 糸・縄・針金などを方形・ひし形に目を透かして編んで作ったもの。魚や鳥などを捕らえる道具や焼き網、囲い、建具などに用いる。 2 捕らえたり、取り締まったりするために張りめぐらしたもの。「捜査の...
あまびこ‐の【天彦の】
[枕]「おと」にかかる。「—音羽(おとは)の山の」〈古今・雑体〉
アマランテ【Amarante】
ポルトガル北部の都市。市街を流れるタメガ川にかかる石造橋が有名。縁結びで知られる守護聖人ゴンサーロを祭るサンゴンサーロ教会があり、毎年6月に良縁を求める女性で賑わうサンゴンサーロ祭が催される。
あま‐のり【甘海苔】
ウシケノリ科アマノリ属の紅藻の総称。アサクサノリ・スサビノリなど。冬から春に、海水のかかる岩の上に生える。紫紅色で平たい。食用。
あま‐つ‐みず【天つ水】
[名]天の水。天から降る水。雨。「みどり子の乳乞ふがごとく—仰ぎてそ待つ」〈万・四一二二〉
[枕]日照りに雨を待ち望む意から、「仰ぎて待つ」にかかる。「—仰ぎて待つに」〈万・一六七〉
あま‐の‐はら【天の原】
[名] 1 広々とした大空。「—ふりさけ見れば大君の御寿(みいのち)は長く天足らしたり」〈万・一四七〉 2 日本神話で、天上界のこと。高天原。「—石門(いはと)を開き神上がり」〈万・一六七〉 ...
うつゆう‐の【虚木綿の】
[枕]「こもり」「真狭(まさき)」にかかる。「—隠(こも)りてをれば」〈万・一八〇九〉
うまこり
[枕]美しい織物の意で、同意の「綾(あや)」と同音の「あや」にかかる。「—あやにともしき」〈万・一六二〉 [補説]「美(うま)き織り」の音変化した形か。