かきあい‐てがた【書合手形】
融通手形の一種。当事者相互の金融を図る目的で、商取引がないのに、それぞれ相手方を受取人または引受人として振り出される約束手形または為替手形。騎乗手形。
かき‐あげ【書(き)上げ】
1 書きおえること。 2 下位の者から上位の者にあてて文書を差し出すこと。また、その文書。上申書。
かき‐あげ【掻き上げ/掻き揚げ】
1 ひっかくように上の方へ引きあげること。 2 (掻き揚げ)てんぷらの一種。貝柱・イカ・エビや野菜などを刻んで数種取り合わせ、濃い衣でまとめて油で揚げたもの。 3 灯心などをかき立てること。
かきあげ‐き【掻き上げ木】
「掻き上げの木」に同じ。
かきあげ‐じろ【掻き揚げ城】
土をかきあげて、手軽く築きあげた城。かきあげ。「おろそかに構へたる城を、—と言ふ」〈武家名目抄〉
かきあげ‐の‐き【掻き上げの木】
灯心をかきあげるのに用いる木。掻き立て棒。「灯籠(とうろ)の火の、—の端にて、や文字を消ちて」〈十訓抄・一〉
かき‐あ・げる【書(き)上げる】
[動ガ下一][文]かきあ・ぐ[ガ下二] 1 すっかり書きおえる。「原稿を—・げる」 2 一つ一つ書き並べる。「残らず—・げる」
かき‐あ・げる【舁き上げる】
[動ガ下一][文]かきあ・ぐ[ガ下二]かついで高い所へ上げる。「余は此釣台に乗った儘病院の二階へ—・げられて」〈漱石・思ひ出す事など〉
かき‐あ・げる【掻き上げる/掻き揚げる】
[動ガ下一][文]かきあ・ぐ[ガ下二] 1 ひっかくように上の方へ引き上げる。「髪のほつれを—・げる」 2 明るくなるように灯心をかき立てる。「その日の夜(よう)さり、火をほのかに—・げて泣き伏...
かき‐あじ【書(き)味】
筆記用具の書くときの感じ。ペン先などの滑りぐあい。「—のよい万年筆」