かき‐おと・す【書(き)落(と)す】
[動サ五(四)]書くべき事柄を忘れる。「表書きに住所を—・す」
かき‐おと・す【掻き落(と)す】
[動サ五(四)] 1 ひっかくようにして落とす。「こびりついた泥を—・す」 2 いきおいよく切って落とす。「首ヲバ唱(となふ)泣ク泣ク—・イテ直垂(ひたたれ)ノ袖ニ包ミ」〈天草本平家・二〉
かき‐およ・ぶ【書(き)及ぶ】
[動バ五(四)] 1 書き進めてある段階にまで内容が及ぶ。「内部事情にまで—・んだ詳細な報告書」 2 絵や文章にかいて、存分に表現する。うまく描き出す。「心の至り少なからむ絵師は—・ぶまじと見ゆ...
かき‐オリンピック【夏季オリンピック】
「オリンピック2」に同じ。冬季オリンピック(オリンピック冬季競技大会)に対していう語。
かき‐おろし【書(き)下ろし】
小説・論文・脚本などを、新しく書くこと。また、その作品。すでに雑誌などに発表されたものに対していう。「—の長編」
かき‐おろ・す【書(き)下ろす】
[動サ五(四)]小説・脚本・論文などを新たに書く。「児童演劇のために—・した戯曲」
かき‐おろ・す【掻き下ろす】
[動サ五(四)] 1 かいておろす。下の方に向かってかく。「屋根に積もった雪を—・す」 2 引いている牛や馬をはずして、車の轅(ながえ)を地に置く。「関山に皆下りゐて、ここかしこの杉の下に車ども...
かき‐かえ【書(き)替え/書(き)換え】
1 書きなおすこと。書き改めること。 2 通用する別の文字で書くこと。「同音の漢字による—」 3 期日の来た証書などを、改めて作成すること。「免許証の—」
かきかえ‐きょうげん【書替狂言】
有名な歌舞伎狂言や人形浄瑠璃から題材を借りながら、全く新しく脚色した歌舞伎狂言。
かき‐かえ・す【掻き返す】
[動サ四]琴爪(ことづめ)や撥(ばち)の裏で弦をはじいて鳴らす。「—・したる音(ね)の珍しく今めきて」〈源・若菜下〉