かけ‐はな【掛(け)花】
四季の花や鳥を組み合わせて薬玉(くすだま)の形に作り、部屋飾りに用いたもの。江戸時代、公家の間で多く行われた。
かけ‐はな・れる【掛(け)離れる/懸(け)離れる】
[動ラ下一][文]かけはな・る[ラ下二] 1 遠くへ離れる。隔たる。「都会から—・れた所」 2 両者の間が大きく違う。大きな隔たりがある。「年の—・れた夫婦」「現実と—・れた理論」 3 関係が薄...
かけ‐ばいばい【掛(け)売買】
商品の授受の後、一定の期日を経て代金の受け払いをする約束の売買。
かけ‐ばな【掛(け)花/懸(け)花】
生け花で、壁・柱などに掛けた花器に生けた花。→置き花 →釣り花
かけ‐ばらい【掛(け)払い】
掛け買いの代金を支払うこと。
かけ‐ばり【掛(け)針/掛け鉤】
1 裁縫で、布がたるまないように引っ張っておく、釣り針形の道具。くけ台の役目をする。 2 長い柄の先に鉤(かぎ)をつけた漁具。水中の魚を引っ掛けて捕る。
かけ‐ばん【懸(け)盤/掛(け)盤】
食器をのせる台。格狭間(こうざま)を透かした台に折敷(おしき)をのせたもの。江戸時代には、台に折敷を取り付けて形式化した。
かけ‐ひ【筧/懸け樋】
地上にかけ渡して水を導く、竹や木の樋(とい)。かけどい。かけい。
かけ‐ひき【駆(け)引き/懸(け)引き】
[名](スル)《戦場で、進むことを「かけ」、退くことを「ひき」というところから》 1 商売や交渉・会議などで、相手の出方や状況に応じて自分に有利になるように処置すること。「—がうまい」 2 戦場...
かけ‐ひげ【懸け髭】
つけひげの一種。紙でひげを作り、こよりで耳にかけるようにしたもの。内密に遊里に通う者などが用いたという。