かた‐みごろ【片身頃】
衣服の身頃の片方。
かたみ・す【難みす】
[動サ変]困難に思う。「白妙(しろたへ)の袖の別れを—・して荒津の浜に宿りするかも」〈万・三二一五〉
かた‐みせ【片見世/片店】
店の一部で、本業とは別の商売をすること。また、その店。「すこしの酒、—に米商売しけるが」〈浮・織留・一〉
かた‐みだし【肩見出し】
新聞などで、大見出しの肩につける小さな見出し。
かた‐みち【片道】
1 行きか帰りかの一方。「—の電車賃」 2 ある行為が、一方からだけ行われること。「—貿易」
かたみち‐きっぷ【片道切符】
1 ある区間の、一方向に一回のみ通用する乗車切符。片道乗車券。 2 (比喩的に)行ったきりで、二度と帰ってはこられないこと。「地獄への—」
かたみち‐じょうしゃけん【片道乗車券】
「片道切符1」に同じ。
かた‐みつわ【片三輪】
江戸時代の女性の髪形の一。三輪の一方を切り外し、若衆髷(わかしゅまげ)のようにした結い方。
かたみ‐に【互に】
[副]《「片身に」の意》たがいに。かわるがわる。「すき事どもを—くまなく言ひあらはし給ふ」〈源・葵〉
かたみ‐の‐いろ【形見の色】
喪服の色。鈍色(にびいろ)。「御—にやつれさせ給へるころにて」〈狭衣・二〉