かぶき‐じゅうはちばん【歌舞伎十八番】
歌舞伎18種のこと。普通は江戸歌舞伎の市川家の当たり狂言をさす。7世市川団十郎が天保初年ごろ選定。荒事(あらごと)芸に特色をもつ。不破(ふわ)・鳴神(なるかみ)・暫(しばらく)・不動・嫐(うわな...
かぶき‐じょうるり【歌舞伎浄瑠璃】
歌舞伎に用いられる浄瑠璃。一中(いっちゅう)・河東(かとう)・豊後(ぶんご)・常磐津(ときわず)・富本・清元・新内・薗八(そのはち)節などがある。
かぶき‐ぞうし【歌舞伎草子】
初期歌舞伎、特に女歌舞伎のようすや、歌舞伎踊りの歌謡などを記した草子。室町末期から江戸初期にかけての成立と考えられ、4種が現存。
かぶき‐ちょう【歌舞伎町】
東京都新宿区南部の地名。新宿駅の近くの歓楽街。
かぶき‐どう【衡胴】
鎧(よろい)の胴で、前後の引き合わせの連の湾曲部分。長側(ながかわ)。
かぶき‐ぶよう【歌舞伎舞踊】
歌舞伎興行の演目の一つとして、また、歌舞伎狂言中の一幕として演じられる舞踊。→所作事(しょさごと)
かぶき‐もの【歌舞伎者】
1 並外れて華美な風体をしたり、異様な言動をしたりする者。だて者。「近年は人の嫁子もおとなしからずして、遊女、—のなりさまを移し」〈浮・一代女・三〉 2 歌舞を演じるもの。踊り子。「女の—を揃へ...
かぶき‐もん【冠木門】
冠木を渡した、屋根のない門。
かぶき‐やくしゃ【歌舞伎役者】
歌舞伎を演じる俳優。女歌舞伎禁止以後は男優ばかりとなり、歌舞伎独自の女形が発達した。歌舞伎俳優。
かぶき‐わかしゅ【歌舞伎若衆】
⇒歌舞伎子(かぶきこ)