かみ‐がかり【上掛(か)り】
能のシテ方の五流のうち、観世(かんぜ)流・宝生(ほうしょう)流をいう。発生当時、下掛(しもが)かりの奈良に対して京都に本拠を置いたからというが、定説がない。京掛かり。→下掛(しもが)かり
かみ‐がかり【神懸(か)り/神憑り】
1 神霊が人に乗り移ること。また、その状態やその人。かむがかり。かんがかり。 2 極端に論理を飛躍させたり、科学的には考えられないことを狂信したりして、言動が常軌を超えていること。また、狂信的なこと。
かみ‐がか・る【神懸(か)る/神憑る】
[動ラ五(四)]神霊が人のからだに乗り移る。また、人が普通と違うようすになることにもたとえていう。「急に—・った言動をとるようになる」
かみ‐がき【神垣】
1 神域を他と区別するための垣。神社の周囲の垣。玉垣(たまがき)。瑞垣(みずがき)。斎垣(いがき)。 2 神社の建物。
かみがき‐の【神垣の】
[枕]神が鎮座する所の意の「みむろ」、地名の「みむろの山」にかかる。「—みむろの山の榊葉は」〈古今・神遊びの歌〉
かみ‐がくれ【神隠れ】
1 神の姿が見えなくなること。「木綿四手(ゆふしで)に立ち紛れて、—になりにけりや」〈謡・賀茂〉 2 誰にも気づかれないように姿を隠すこと。「人忍ぶ、われにはつらき葛城(かづらき)の、—して遣り...
かみ‐がしら【髪頭】
「髪冠(かみかんむり)」に同じ。
かみ‐がた【上方】
《「上(かみ)」は皇居のある方角の意》京都およびその付近一帯をさす語。また広くは畿内地方。京阪地方。関西地方。「—の言葉」「—漫才」
かみ‐がた【髪形/髪型】
切ったり結ったりして整えた髪の形。かみかたち。ヘアスタイル。
かみ‐がた【紙形】
1 仏像の形を描いて、新造・修理の際に雛形としたもの。 2 紙に描いた肖像画の下絵。