かや‐の【茅野/萱野】
茅の生えている野原。「葛城(かづらき)の高間の—はや知りて」〈万・一三三七〉
かや‐の‐あぶら【榧の油】
榧の実からしぼりとった上等の植物油。食用・灯用・理髪用とする。
かや‐の‐いん【高陽院/賀陽院】
平安京の中御門大路南、大炊御門大路北にあった、桓武天皇の皇子賀陽(かや)親王の邸宅。後冷泉(ごれいぜい)・後三条天皇の里内裏(さとだいり)ともなり、のち藤原頼通の邸となる。貞応2年(1223)...
かやのきまつり【榧の木祭り】
高城修三の中編小説。昭和52年(1977)、新潮新人賞、第78回芥川賞受賞。
かや‐の‐そと【蚊帳の外】
《蚊帳の外で蚊に刺されていることから》無視され、不利な扱いを受けること。また、物事に関与できない位置に置かれること。内情がわからない立場に置かれること。「当事者を—に置いて議論が進む」「優勝争い...