にな‐むすび【蜷結び】
ひもの結び方の一。泔坏(ゆするつき)の台や厨子(ずし)棚などの敷物の周辺をとじつける飾りの結び。形が蜷に似ているところからいう。
にじ‐ぐち【二字口】
相撲で、東西の力士の土俵への上がり口。徳俵と平行に土俵外に俵が埋めてあり、二の字の形になっていることからいう。
にまい‐め【二枚目】
1 歌舞伎の役柄で、主に恋愛場面を見せる美男の立ち役。江戸時代の劇場で、表の看板の右から2番目に名が書かれたところからいう。また一般に、演劇・映画などの美男役。→三枚目 2 《1から転じて》美男...
ねこ‐いた【猫板】
長火鉢の端の引き出し部分にのせる板。そこに猫がうずくまるところからいう。
にょにん‐こうや【女人高野】
室生寺(むろうじ)の異称。女人禁制の高野山に対して、女子の参拝が許されたところからいう。
はぐら‐がく【羽倉学】
江戸中期、国学者荷田春満(かだのあずままろ)の古学復古説を継承した学派。荷田の本姓が羽倉であるところからいわれる。
はちおうじ‐せんにんぐみ【八王子千人組】
江戸幕府の職名。槍奉行の支配に属し、八王子に在住して甲州口を警衛。また、交替で日光・江戸の火の番を務めた。同心100人を1組として、その数が10組あったところからいう。八王子千人同心。八王子千本...
なら‐ちゃめし【奈良茶飯】
1 煮出した茶にいり大豆・小豆などを入れて塩味で炊いた柔らかい飯。奈良の東大寺・興福寺で炊きはじめたところからいう。 2 茶飯に豆腐汁・煮豆などを添えた一膳飯(いちぜんめし)。江戸では明暦(16...
はり‐ばん【玻璃版】
コロタイプの旧称。ガラス板を用いるところからいう。
はり‐うち【針打ち】
1 針をさすこと。 2 江戸時代、正月の子供の遊びの一。糸をつけた針を口にくわえ、重ねてある紙に針を吹き立てて、糸を引いて針先についてくる紙を自分のものとする。紙打ち。 3 《「針打ち島田」の略...