からくり‐しばい【絡繰り芝居】
絡繰り人形の芝居。元禄期(1688〜1704)を中心に、寛文から寛延に至る90年間に盛行。大坂道頓堀の竹田近江掾(たけだおうみのじょう)の芝居が有名。竹田芝居。
からくり‐じかけ【絡繰り仕掛(け)】
1 絡繰りの装置。 2 建築物や装飾品などを、外見をよくし、内部は粗末に作ること。また、そのように作ったもの。
カラクリス【Karaklis/Караклис】
アルメニアの都市バナゾルの旧称。
からくり‐どうろう【絡繰り灯籠】
灯籠の中に回り灯籠をとりつけ、模様が変わるようにしたもの。
からくり‐どけい【絡繰り時計】
ある時刻がくると、絡繰り仕掛けによって時報を知らせる時計。人形が劇を演じたり、音楽を奏でたりするものなどがある。
からくり‐にんぎょう【絡繰り人形】
1 糸やぜんまい・水力などの仕掛けで動く人形。人形浄瑠璃や歌舞伎の演出に影響を与え、また、祭礼の山車(だし)の人形にも使われた。 2 人の意のままに動く人。あやつり人形。傀儡(かいらい)。
からくり‐のぞき【絡繰り覗き】
⇒覗(のぞ)き絡繰り
からくり‐まと【絡繰り的】
矢が的に当たると、的がひっくり返ってさまざまな人形が現れる仕掛け。祭礼などに、香具師(やし)が設けた。
からくり‐めがね【絡繰り眼鏡】
⇒覗(のぞ)き絡繰り
から‐く・る【絡繰る】
[動ラ四] 1 糸を縦横から引っ張って仕掛けを動かす。そういう仕掛けを工夫する。「何と能(よ)く—・った人形ではなきか」〈葉隠・二〉 2 陰にいて人を動かす。陰であやつる。〈日葡〉