から‐の‐おんぞ【唐の御衣】
「唐衣(からぎぬ)」に同じ。「まだ御裳、—奉りながらおはしますぞいみじき」〈枕・二七八〉
から‐の‐かしら【唐の頭】
兜(かぶと)の上につけるヤクの尾で作った飾り。白いのを白熊(はぐま)、赤く染めたのを赤熊(しゃぐま)、黒いのを黒熊(こぐま)という。
から‐の‐かみ【唐の紙】
中国渡来の紙。また、それに模した紙。唐紙(とうし)。「—の赤みたるに」〈枕・二四一〉
から‐の‐き【唐の綺】
薄い唐綾(からあや)。「桜の—の御直衣(なほし)」〈源・花宴〉
からのす‐しょうこうぐん【空の巣症候群】
子供が独立した後の専業主婦を襲う空虚感から生じる、無気力・無関心・自信喪失・寂寥(せきりょう)感などの症状。更年期障害と重なることが多く、抑うつ症に似た状態を示す。エンプティーネストシンドローム...
空(から)の樽(たる)ほど音(おと)が大(おお)きい
愚か者ほど大声でよくしゃべるということのたとえ。
から‐は
[連語]《準体助詞「から」+係助詞「は」》名詞、活用語の連体形に付く。…である以上は。…する以上は。「引き受けた—最後までやる」「契約して子にした—この雪(=人名)が返さぬ」〈浄・阿波鳴渡〉
から‐はし【唐橋】
唐風につくった欄干のある、弓形の橋。「瀬田の—」
から‐はじかみ【唐薑/呉茱萸】
ゴシュユの古名。〈本草和名〉
から‐はな【唐花】
1 中国から渡来した花文様。4弁のものが多く、5弁・6弁もある。花弁の先に入隅(いりすみ)のあるのが特徴。 2 紋所の名。1をかたどったもの。