かんろくじしょ【干禄字書】
中国の字書。1冊。初唐の顔元孫の著。干禄とは禄を干(もと)める意で、官吏登用試験受験者のために作った実用的字体字書。約八百字を四声によって分類し、字ごとに正・通・俗の三体をあげる。顔真卿(がんし...
かんろ‐しゅ【甘露酒】
濃厚で甘みに富む酒の一種。麹(こうじ)を多く、水を少なく仕込んで醸造したもの。
かんろ‐しょうゆ【甘露醤油】
塩水の代わりに濃い口醤油を使って仕込んだ醤油。味は濃厚で、刺身などに向く。再仕込み醤油。
かんろ‐すい【甘露水】
1 砂糖を溶かして煮てからさました水。 2 おいしい水のたとえ。
かんろ‐に【甘露煮】
ハゼ・フナなどの小魚を甘辛く煮つめた食品。ふつう白焼きにしてから中火で骨まで軟らかくなるまで煮込む。
かんろ‐ばい【甘露梅】
1 青梅をシソの葉でくるみ、砂糖漬けにした菓子。江戸の新吉原の名物。 2 練り餡(あん)をくるんだ淡紅色の求肥(ぎゅうひ)を、梅酢に漬けたシソの葉で包んだ菓子。神奈川県小田原の名物。
かんろ‐りやく【甘露利益】
仏語。一乗の教えの恵みを、甘露にたとえていう語。
かん‐わ【官話】
《官衙(かんが)で用いる言語の意》かつて中国の官界・上流社会で用いられた標準的言語。北京(ペキン)・南京(ナンキン)・西方の諸官話がある。
かん‐わ【閑話/間話】
1 むだばなし。 2 心静かにする話。もの静かな会話。「一夕の—を楽しむ」
かんわ【寛和】
⇒かんな(寛和)