しり‐がい【尻繋/鞦】
《「しりがき」の音変化》 1 馬具の一。 ㋐馬の尾の下から後輪(しずわ)の四緒手(しおで)につなげる緒。 ㋑面繋(おもがい)・胸繋(むながい)および㋐の総称。三繋(さんがい)。押掛(おしかけ)。...
おとがい‐きん【頤筋】
《「オトガイ筋」と書く》表情筋の一つ。下顎骨の側切歯の部分から起こり、オトガイ部の皮膚につく。オトガイ部の皮膚を引き上げ、梅干の種のようなしわをつくる。
つの‐がい【角貝】
1 ゾウゲツノガイ科の貝。貝殻は約10センチの細長い弓形の円筒形で先が細まり、角状。房総半島以南に分布、海底の砂中にすむ。 2 掘足綱の貝の総称。貝殻は角に似た形で両端が開いている。分類上、二枚...
ながい【長井】
姓氏の一。 [補説]「長井」姓の人物長井雅楽(ながいうた)長井雲坪(ながいうんぺい)長井兵助(ながいひょうすけ)
なんたい‐どうぶつ【軟体動物】
動物界の一門。体は軟らかく、頭・足・内臓からなるが、明らかな区別はできない。外套膜(がいとうまく)で覆われ、多くは体表に石灰質の殻を分泌する。ヒザラガイ・巻き貝類・ツノガイ類・二枚貝類・頭足類な...
つめた‐がい【津免多貝/砑螺貝】
タマガイ科の巻き貝。貝殻は球形で殻径6センチくらい。殻表は滑らかで栗色をし、底面は白色。潮間帯の砂泥地にすみ、アサリなどを食害する。卵塊は砂泥をかためてつくり茶碗を伏せた形なので、砂茶碗という。...
まがい【紛い/擬い】
1 見分けのつかないほどよく似せてあること。また、そのもの。まがいもの。名詞の下に付いても用いられる。「—の真珠」「詐欺—の手口」 2 (多く「まがいもない」の形で)まちがいないこと。「—もなく...
こやす‐がい【子安貝】
タカラガイ科に属する巻き貝の俗称。特に大形のハチジョウダカラガイをさすことが多い。安産のお守りとされた。《季 春》「—二見の浦を産湯かな/其角」→宝貝(たからがい)
にしき‐がい【錦貝】
イタヤガイ科の二枚貝。海岸の岩に付着し、殻長約4センチ。アズマニシキガイに似るが、殻表に鱗片(りんぺん)状の突起の並ぶ太い放射状の肋(ろく)がある。色は白・褐色・紅色などさまざま。本州中部以南に...
しろうり‐がい【白瓜貝】
オトヒメハマグリ科の二枚貝。化学合成生物群集を構成する代表的な種の一つ。体内にメタンや硫化水素からエネルギーを生み出す細菌が共生し、深海底で湧出するメタンや硫化水素を含む熱水または冷水に依存する...