なり‐のぼ・る【成り上る】
[動ラ四]高い地位に上る。なりあがる。「聞こえし人々の、めやすく—・りつつ」〈源・竹河〉
なんばん‐がし【南蛮菓子】
ポルトガル・オランダなどから伝えられた菓子。コンペイトー・カステラ・ボーロなど。
なんばん‐え【南蛮絵】
桃山時代前後にポルトガル人やスペイン人がもたらした西洋画。また、それを模倣して描いたキリスト教的題材の絵画や、西洋風俗画。蛮絵。
なん‐ばん【南蛮】
1 古代中国人が、インドシナをはじめとする南海の諸民族を卑しんで呼んだ語。南夷。→西戎(せいじゅう) →東夷(とうい) →北狄(ほくてき) 2 日本で室町末期から江戸時代にかけて、ベトナム・タイ...
な・る【成る/為る】
[動ラ五(四)] 1 物事ができ上がる。実現する。成就する。「ついに五連覇が—・る」「念願—・って一人立ちする」 2 今までと違った状態・形に変わる。「氷が水に—・る」「血と—・り肉と—・る」 ...
なり‐な・る【成り成る】
[動ラ四] 1 でき上がる。「我が身は—・りて成り合はざる処一処あり」〈記・上〉 2 次々になる。「男子、女子あまた生みつづけて、またそれが妻男(めをとこ)に—・りしつつ」〈宇治拾遺・四〉
なべ‐ぶぎょう【鍋奉行】
鍋料理の食材の入れ方や味の付け方、食べる順序などについて、あれこれと世話を焼きたがる人。
ナミベ【Namibe】
アンゴラ南西部、大西洋に面する港湾都市。旧称モサーメデス。18世紀後半にポルトガル人によって開かれ、19世紀半ばに城塞や商人の居住区がつくられた。漁業が盛ん。
蛞蝓(なめくじ)に塩(しお)
《ナメクジに塩をかけると縮むところから》苦手なものを前に、縮み上がることのたとえ。
なまこ‐おり【海鼠折り】
大小二つの直角三角形が連続し、縦横どちらの方向にも広がる平面の折りたたみ方。医用生体工学者の繁富香織がこの折り方を応用して、形状記憶合金製のステントグラフトを開発した。