き‐さんご【黄珊瑚】
花虫綱キサンゴ科の腔腸(こうちょう)動物。イシサンゴの一種。水深50〜100メートルの海底で、高さ約30センチの樹枝状の群体になる。個体は円筒形で、枝から突き出し、共肉は赤く、触手は黄色、骨格は...
き‐さんじ【気散じ】
[名・形動] 1 心の憂さをまぎらすこと。また、そのさま。気ばらし。「近郊の遊覧地へ—な一日を暮しに行った」〈芥川・秋〉 2 気苦労のないこと。また、そのさま。気楽。のんき。「—な暢気(のんき)...
キサンタン‐ガム【xanthan gum】
多糖類の一種。砂糖溶液やでんぷん中で細菌の一種が産生。水溶性の天然糊料であり、増粘安定剤、乳化剤、化粧水の保水剤として用いられる。
キサンチン【(ドイツ)Xanthin】
尿酸の前駆物質の酸化生成物。多くの臓器と尿中に発生し、尿結石を形成することがある。
キサントゲン‐さん【キサントゲン酸】
《xanthogenic acid》エチルアルコール中で水酸化カリウムと二硫化炭素とを反応させてできるカリウム塩を、希酸で処理して得られる無色の液体。化学式C2H5OCSSH
キサントフィル【xanthophyll】
カロテノイドのうち、水酸基などの形で酸素を含む一群の色素。動植物に広く分布。卵黄に含まれるルテインなど。葉緑体に含まれるものは光合成の補色色素として働く。葉黄素。
キサントプロテイン‐はんのう【キサントプロテイン反応】
《xanthoprotein》たんぱく質の検出反応の一。試料に硝酸を加えて加熱すると黄色になり、冷やしたのちアンモニアを加えると橙(だいだい)色になる。
キサントマチン【xanthommatine】
色素化合物オモクロームの一種。多くの昆虫の体表、眼、翅(はね)などに存在する。いわゆる赤トンボの鮮やかな発色はキサントマチンの還元反応によって生じることが知られている。
き‐ざん【祁山】
中国甘粛省南東部の山。天水(てんすい)の南西方に位置する。諸葛孔明(しょかつこうめい)が魏への攻略を六度試みて果たせなかった地。
き‐ざん【箕山】
中国河南省中西部の山。登封(とうほう)の南東方に位置する。尭(ぎょう)の時代、隠者の巣父(そうほ)・許由(きょゆう)・伯益(はくえき)が住んでいたと伝えられる。