きし【岸】
1 陸地の、海・川・湖などの水に接している所。みずぎわ。「—に打ち寄せる波」 2 土地の切り立った所。がけ。「あしひきの山かも高き巻向(まきむく)の—の小松にみ雪降り来る」〈万・二三一三〉
きし【岸】
姓氏の一。 [補説]「岸」姓の人物岸清一(きしせいいち)岸信介(きしのぶすけ)
き‐し【吉士/吉師】
1 古代の姓(かばね)の一。朝鮮半島より渡来した官吏に与えられた。 2 新羅(しらぎ)の官職名。一七階官位中の一四位。
き‐し【気死】
[名](スル)憤死すること。また、気絶すること。「宮ははや—せる乎(か)」〈紅葉・金色夜叉〉
き‐し【奇士】
1 言行の特にすぐれた人。 2 おかしな言行をする人。奇人。
き‐し【季子】
末の子。ばっし。まっし。
き‐し【起死】
死にかかっている病人を、生き返らせること。
き‐し【基址】
土台。基礎。基盤。
き‐し【棋士】
囲碁、または将棋をすることを職業としている人。
き‐し【棋子】
碁石。「一軒では—の盤に落つる音が聞えていた」〈蘆花・思出の記〉