取(と)りも敢(あ)えず
取るべきものも取ることができないほど急であるさま。「夕汐ただ満ちに満ち来るさま、—」〈更級〉
とても‐とても【迚も迚も】
[副]「とても1」を繰り返して強調した語。「—まねなどできない」
止(とど)まる所(ところ)を知(し)ら◦ない
いつ止まるのか予測することができない。「連勝街道は—◦ない」
とり‐き・る【取(り)切る】
[動ラ五(四)] 1 すべて取る。取り尽くす。「実がたくさんで一人では—・ることができない」 2 通行を断つ。遮断する。「次ぎの六畳の一部を屏風で—・って」〈蘆花・思出の記〉
ドロップ【drop】
[名](スル) 1 (drops)砂糖に水飴(みずあめ)をまぜて煮詰め、色素・香料などを加え、型を打ち抜いた飴菓子。 2 しずく。滴り。 3 落ちること。落下。 4 野球で、投手の投球が打者の前...
どし‐がた・い【度し難い】
[形][文]どしがた・し[ク]済度(さいど)し難い。救いがたい。道理を言い聞かせてもわからせることができない。「縁なき衆生(しゅじょう)は—・し」「—・いわからずや」 [派生]どしがたさ[名]
情(なさ)けに刃向(はむ)かう刃(やいば)なし
思いやりをもって接する人に対しては、だれも刃向かうことはできない。
なお‐もって【尚以て】
[副] 1 それでもやはり。それでもまだ。「催促したのに、—できない」 2 なおさら。いっそう。「聞けば—分からなくなる」
なごり【名残】
《「余波(なごり)」から》 1 ある事柄が過ぎ去ったあとに、なおその気配や影響が残っていること。また、その気配や影響。余波(よは)。「台風の—の高波」「古都の—をとどめる」 2 人と別れるときに...
なおざり【等閑】
[形動][文][ナリ] 1 いいかげんにしておくさま。本気でないさま。また、放置するさま。おろそか。「—な練習態度」「子供のしつけを—にする」 2 ほどほどで、あっさりしているさま。「よき人は、...