えい‐だつ【穎脱】
[名](スル)《「史記」平原君伝から。袋に包んだ錐(きり)の穂先が自然と突き出る意》才能が特にすぐれていること。「春之助の頭脳は、中学校へはいってから再び忽(たちま)ち—して」〈谷崎・神童〉
えいち【叡知】
《原題、(フランス)Sagesse》ベルレーヌの詩集。1881年刊行。ランボーに発砲した事件で逮捕された著者が、獄中でキリスト教への信仰を回復した際に書かれた詩が中心。
エウフラシウス‐せいどう【エウフラシウス聖堂】
《Euphrasian Basilica》クロアチア西部の町ポレッチにある聖堂。6世紀中頃に司教エウフラシウスによって建てられたもので、三つのアプス(後陣)を備える三廊バシリカ式。初期キリスト教...
えき‐ちゅう【益虫】
人間の生活に直接・間接に利益をもたらす昆虫。一般に、害虫防除に役立つ寄生蜂やトンボ・カマキリ、花粉を媒介するミツバチなどをいう。⇔害虫。→有用昆虫
エクセドラ【(ラテン)exedra】
1 散歩者の休息用などに設けた半円形の階段状座席。 2 ギリシャ・ローマ時代に、列柱廊内部に三方にめぐらした壁に沿ってベンチを配した部屋。 3 初期キリスト教教会堂東端部の、半円形の高位聖職者席。
エクセ‐ホモ【(ラテン)ecce homo】
《「エッケホモ」とも》 1 「この人を見よ」の意。ユダヤの太守ピラトが民衆の前で、いばらの冠のキリストを指さしていった言葉。新約聖書「ヨハネ福音書」が出典。 2 いばらの冠をかぶったキリストの肖...
エスカトロジー【eschatology】
キリスト教神学で、終末論。世界の窮極的破滅、最後の審判、人類の復活など人間と世界の終末についての思想。
エスキプーラス【Esquipulas】
グアテマラ南東部、ホンジュラスとの国境近くにある町。黒いキリスト像が祭られた教会堂があり、巡礼者が数多く訪れる。
エス‐シー‐エル‐シー【SCLC】
《Southern Christian Leadership Conference》米国の南部キリスト教指導者会議。黒人による人種差別撤廃運動の団体。キング牧師により1957年創設。
エスフィグメヌ‐しゅうどういん【エスフィグメヌ修道院】
《Moni Esphigmenou/Μονή Εσφιγμένου》ギリシャ北部、ハルキディキ半島にある東方正教会の聖地アトス山の修道院。半島北東岸の海沿いに位置する。10世紀末の創設とされる。...