くち‐おおい【口覆い】
1 茶道で、茶壺の口を覆い飾る布。 2 手・袖・扇などで口を覆い隠すこと。また、そのためのもの。「いたう恥ぢらひて、—し給へるさへ」〈源・末摘花〉
くち‐おき【口置き】
婦人の装束や経箱・硯(すずり)箱などの縁に金・銀などの縁飾りをすること。置き口。「筋遣(すぢや)り、—、袴の剛(こは)きにかねして」〈栄花・根合〉
くち‐おし・い【口惜しい】
[形][文]くちを・し[シク] 1 思うようにいかなかったり大切なものを失ったりして残念に思うさま。また、いまいましく思うさま。くやしい。「こんな結果になるなんて—・いことだ」 2 対象が期待外...
くち‐おも【口重】
[名・形動] 1 ゆっくりと話すこと。また、そのさま。「—に真相を語る」⇔口軽(くちがる)。 2 軽々しくものを言わないこと。また、そのさま。⇔口軽(くちがる)。
くち‐おも・い【口重い】
[形][文]くちおも・し[ク] 1 ゆっくりと話すさま。 2 軽々しくものを言わないさま。「—・く沈黙する」