くち‐と・し【口疾し】
[形ク] 1 返事や返歌がすぐに口をついて出てくるさま。受け答えが早い。「ことなる事なきいらへを—・く言ふ」〈源・手習〉 2 軽率な発言をするさま。「跡無き語り言して楽しがる中に…—・き男あり」...
口(くち)と腹(はら)とは違(ちが)う
口で言うことと、腹の中で考えていることとは別である。
くち‐とり【口取り】
1 牛馬の口取り縄を取って引くこと。また、その人。 2 「口取り肴(ざかな)」の略。 3 「口取り菓子」に同じ。
くちとり‐がし【口取り菓子】
茶会で、茶を出す前に器に盛って出す菓子。くちとり。
くちとり‐ざかな【口取り肴】
饗膳(きょうぜん)で吸い物とともに、最初に出す皿盛り物。かまぼこ・きんとんや魚・鳥・野菜の類を、甘みをきかせて調理したもの。3品から9品まで奇数で取り合わせる。古式の本膳(ほんぜん)料理では、勝...
くちとり‐ざら【口取り皿】
口取り肴(ざかな)を盛って出す浅くて大きな皿。
くちとり‐なわ【口取り縄】
牛馬の口につけ、手に持って引く縄。くちなわ。くちとりづな。