くま‐つづら【熊葛】
クマツヅラ科の多年草。山野に自生し、高さ50〜70センチ。葉は対生。夏、紫色の小花を穂状につける。乾燥したものを漢方で馬鞭草(ばべんそう)といい、月経困難・皮膚病・炎症などに用いる。
くま‐で【熊手】
1 長い柄の先に、竹製の、熊の手のように曲がったつめ状のものを扇形につけた道具。落ち葉や穀物などをかき集めるのに用いる。くまでぼうき。 2 1に宝船・大判・小判・千両箱・おかめの面などを飾りつけ...
くまで‐しょう【熊手性】
なんでも自分のものにしようとする欲深い性質。「花車さまは御存知—」〈浮・禁短気・三〉
くま‐と【隈所/隈処】
折れ曲がって入り組んだ所。奥まった所。物陰。「蘆垣(あしがき)の—に立ちて吾妹子(わぎもこ)が袖もしほほに泣きしそ思(も)はゆ」〈万・四三五七〉
くま‐どり【隈取り/暈取り】
[名](スル) 1 陰影や濃淡などで境目をつけること。また、そのもの。 2 東洋画で、輪郭に沿って、水墨や彩色をぼかして描くこと。立体感などを表す効果がある。暈渲(うんせん)。 3 歌舞伎で、人...
くまどり‐ふで【隈取り筆】
日本画で、ぼかしをするときに用いる筆。穂の形が丸く短い。くまふで。
くま‐ど・る【隈取る/暈取る】
[動ラ五(四)] 1 陰影や濃淡などで境目をつける。「疲労の色に—・られた顔」 2 日本画で、立体感を表すために隈取りをする。 3 歌舞伎役者が顔の隈取りをする。
クマナ【Cumaná】
ベネズエラ北東部の都市。スクレ州の州都。カリブ海に注ぐマンサナレス川の河口に位置する。16世紀前半に建設された南アメリカ最古のスペイン人入植地の一。砂糖・コーヒーの積出港として栄え、現在は漁業・...
くま‐なく【隈無く】
[副]《形容詞「くまなし」の連用形から》 1 隅々まで行き届いて、余すところのないさま。隅から隅まで。「家中を—捜す」 2 影や曇りがないさま。「月光が—照らす」
クマナ‐こくりつこうえん【クマナ国立公園】
《Kumana National Park》スリランカ南東部にある国立公園。1970年に設立。ヤーラ国立公園に隣接し、ヤーラ東国立公園ともよばれる。数多くの潟湖や池沼が点在し、セイタカコウ、コハ...