くも‐と【雲斗】
雲形をした斗(ます)(斗形)。雲肘木(くもひじき)とともに飛鳥時代の建築に用いられた。うんと。
くもとかぜと【雲と風と】
永井路子の歴史小説。最澄の人生を描く。昭和62年(1987)刊行。著者は本作および一連の歴史小説の功績により、第22回吉川英治文学賞を受賞。
雲(くも)となり雨(あめ)とな・る
1 時によって変化し、どちらとも定まらないことをいう。 2 消えやすいことをいう。消えてなくなってしまう。「—・りてやたつた姫秋の紅葉の色を染むらん」〈続古今・秋下〉 3 《宋玉「高唐賦」から》...
くも‐とり【雲鳥】
1 雲と鳥。また、雲の中を飛ぶ鳥。 2 雲に鳥、特に鶴(つる)を配した文様。また、その文様のある織物。
くもとり‐の【雲鳥の】
[枕]雲と鶴との綾(あや)模様の多い意から、綾と同音の「あや」にかかる。「夕暮れは思ひ乱れて—あやに恋しき人の面影」〈風雅・恋三〉
くもとり‐やま【雲取山】
東京都・埼玉県・山梨県の境にある山。標高2017メートル。東京都では最高峰。