雲霧(くもきり)とな・る
火葬にされる。雲霧に紛る。雲霞となる。「はかなき—・らせ給ひぬるは」〈栄花・岩蔭〉
くもきり‐まる【蜘蛛切丸】
源氏累代の宝刀。源頼光が土蛛蜘(つちぐも)の精を切ってからこの名がついた。
くも‐ぎょうけつかく【雲凝結核】
⇒雲核
くも‐ぎれ【雲切れ】
雲に絶え間ができること。雲の晴れ間。また、ちぎれ雲。「—のし始めた入梅の空は」〈荷風・つゆのあとさき〉
くも‐けぶり【雲煙】
1 雲と煙。雲または煙。うんえん。 2 火葬にすること。また、その煙。
雲煙(くもけぶり)とな・す
火葬にする。「—・す夜」〈更級〉
雲煙(くもけぶり)とな・る
火葬にされて煙となる。「—・らせ給はむは」〈栄花・峰の月〉
くも‐ざる【蜘蛛猿】
クモザル科の哺乳類。樹上で暮らす。親指が退化し、指は4本。尾で枝にぶら下がり、四肢を動かしている姿がクモのように見える。中南米の森林にすむ。
くも‐しょうじ【雲障子】
縁側や雨戸の上などの欄間(らんま)に作りつける横長の障子。
く‐もじ【く文字】
《「く」で始まる言葉の後半の部分を省略し、「文字」を添えていった女房詞》 1 茎漬け。漬物。 2 《「くゎんぎょ」の「く」から》還御(かんぎょ)のこと。 3 《「九献(くこん)」の「く」から》酒...