くるま・る【包まる】
[動ラ五(四)]すっぽりとつつまれる。「布団に—・って寝る」
車(くるま)を懸(か)・く
《「孝経」の「七十にして車を懸く」から》年老いて官を辞する。
車(くるま)を摧(くだ)・く
《白居易「新楽府・太行路」から》人の心が変わりやすく頼ることができないことを、けわしい路で車が破損することにたとえた語。
車(くるま)を転(ころ)が・す
自動車を運転することをいう俗語。
車(くるま)を捨(す)・てる
車から降りて歩く。 [補説]道路事情の悪かったころ、車が通れない場所にさしかかった際に、車を降りることをいった語。
くるみ【包み】
1 くるむこと。また、くるんであるもの。 2 赤ん坊を抱くとき、着衣の上からくるんで防寒・保温などのために用いるもの。多くはかいまきに似て、袖(そで)がない。おくるみ。くるみぶとん。
くるみ【胡桃】
オニグルミの果実。また、クルミ科クルミ属の落葉高木のオニグルミ・テウチグルミなどの総称。果実は丸く、肉質の外果皮と堅い内果皮に包まれた子葉部分を食用にする。《季 花=夏 実=秋》「—落つ日の夜と...
くるみあし‐ぜん【胡桃足膳】
クルミの実を二つ割りにしたような形の足を四隅につけた粗製の膳。
くるみ‐あぶら【胡桃油】
クルミの実を搾ってつくる油。黄緑色で香味があり、食用とするほか油絵の具などの製造に用いる。
くるみ‐いろ【胡桃色】
1 クルミの樹皮で染めた薄い褐色。 2 襲(かさね)の色目の名。表は香色(こういろ)、裏は白。 3 紙の色の名。クルミの実に似た薄茶色。「—といふ色紙(しきし)の厚肥えたるを」〈枕・一三八〉