くろ‐こま【黒駒】
毛色の黒い馬。特に、甲斐(かい)国黒駒のあたりから産したという黒い馬。「妹(いも)が家に早く至らむ歩(あゆ)め—」〈万・一二七一〉
くろ‐ごうし【黒格子】
1 黒く塗った格子。 2 《格子を黒く塗ったところから》近世、大坂天王寺近辺にあった市子(いちこ)・口寄せの家。また、そこの住人。
くろ‐ごま【黒胡麻】
1 ゴマの品種の一。種皮が黒色のゴマ。 2 《形が1に似ているところから》読点「ヽ」のこと。くろごま点。
くろ‐ごめ【黒米】
1 精白してない米。玄米。 2 種皮にアントシアニンが含まれるため、黒紫色をなす米。紫黒米(しこくまい)。紫米(むらさきまい)。
くろ‐さい【黒犀】
サイ科の哺乳類。アフリカにすむ二角サイの一種。体長3.75メートル、体高1.5メートルに達する。体色は灰褐色ないし灰色で、名はシロサイに対してつけられたもの。口先がとがり、主にマメ科植物を食べる。
くろ‐さぎ【黒鷺】
サギ科の鳥。全長63センチくらいの全身黒色のサギ。白色のものもある。アジアの東・南部からオーストラリアまでの太平洋岸に分布。日本では本州以南の海岸に多い。
くろ‐さつま【黒薩摩】
鉄分を多く含む土を使い、黒い釉(うわぐすり)で仕上げた薩摩焼。古くは庶民の日用品としてつくられた。黒もん。→白薩摩
くろ‐さばく【黒砂漠】
《Black Desert》エジプト中西部、リビア砂漠内の一画の通称。バハレイヤオアシスの北約50キロメートルに位置する。火山起源と思われる黒い玄武岩質の礫(れき)に覆われた山や丘が点在している。
くろ‐さび【黒錆】
鉄さびのうち、黒いもの。主成分は酸化鉄。
くろさわ【黒沢】
姓氏の一。 [補説]「黒沢」姓の人物黒沢明(くろさわあきら)黒沢翁満(くろさわおきなまろ)黒沢清(くろさわきよし)黒沢琴古(くろさわきんこ)