さい‐ふ【財布】
金銭を入れて持ち歩く革や布などで作った袋。かねいれ。古くは金袋(かねぶくろ)・銭袋(ぜにぶくろ)とよぶ布製の長方形の袋を用い、ひもでくくって首などから下げたりした。「—と相談して買うかどうか決める」
クロス‐カントリー【cross-country】
1 田野・丘陵・森林などを横断するように設定されたコースで行う長距離競走。断郊競走。 2 オフロードコースなどで行われる自転車のレース。 3 馬術競技の種目の一。生け垣や丸太、池や堀など40以上...
クロムさん‐カリウム【クロム酸カリウム】
黄色の水に溶ける結晶。二クロム酸カリウム水溶液に炭酸カリウムを加えてつくる。強い酸化作用があり、酸化剤・媒染剤・分析用試薬などに使用。いわゆる六価クロムの一。
クロムさん‐なまり【クロム酸鉛】
鉛塩水溶液に二クロム酸カリウムを加えて得られる黄色の結晶。水には溶けない。黄色顔料に用い、黄鉛(おうえん)・クロムイエローなどとよばれる。化学式PbCrO4
クロムさん‐こんえき【クロム酸混液】
二クロム酸カリウムの濃水溶液と濃硫酸との混合液。酸化力が強いので、実験室などでガラス器具の汚れを落とすのに用いられたが、毒性が強いため現在では使われない。クロム硫酸。クリーニング溶液。
クロム‐てっこう【クロム鉄鉱】
鉄とクロムとの酸化物からなる鉱物。金属光沢のある黒色不透明の八面体の結晶。等軸晶系。多くは塊状で、橄欖岩(かんらんがん)・蛇紋岩中に産出。クロムの原料。
くろ・む【黒む】
[動マ四] 1 黒くなる。黒みを帯びる。「—・める屋根の寂しげに立ちて」〈露伴・いさなとり〉 2 (「身がくろむ」の形で)暮らしが立つ。「たがひに身の—・みて後」〈浮・織留・六〉 [動マ下二...
クロム‐みょうばん【クロム明礬】
硫酸カリウムと硫酸クロムとの複塩。一般にカリウムクロム明礬KCr(SO4)2・12H2Oをさす。紫色の正八面体の結晶。媒染剤・皮なめし・めっきなどに用いる。
クロム‐こう【クロム鋼】
クロムを含む鋼。クロム2パーセント以下のものは工具・歯車・軸受けなどに、12パーセント以上のものはステンレスなどとして用いる。
くろ‐ぼ【黒穂】
《「くろほ」とも》黒穂病にかかった黒い麦の穂。くろぼう。《季 夏》「駅路(うまやぢ)や麦の—の踏まれたる/不器男」