くず‐まゆ【屑繭】
絹糸にならない不良の繭。紡績絹糸・真綿などの原料として用いる。《季 夏》
くず‐まんじゅう【葛饅頭】
葛練りであんを包んで蒸したまんじゅう。《季 夏》
くず‐みず【葛水】
葛湯を冷やした飲み物。《季 夏》「—にうつりてうれし老(おい)のかほ/蕪村」
く‐ずもう【句相撲】
二人が一定の題で一定の時間内に俳句を作り、優劣を競うこと。句合わせ。
くず‐もち【葛餅】
1 葛粉を水で練って煮たあと箱に流し込み、冷やして固めたもの。生麩(なまふ)粉・小麦粉を加えて蒸して作るものもある。三角形に切って糖蜜・きな粉などをつけて食べる。《季 夏》「—や老いたる母の機嫌...
くず‐もの【屑物】
1 使い古して、いらなくなったもの。廃物。「—入れ」 2 いいものを選び出したあとに残ったもの。商品価値のないもの。
くず‐や【屑屋】
紙くず・ぼろ・古綿などの廃品を売買する商売。また、その人。
くず‐や【葛屋】
草葺(くさぶ)きの屋根。また、その家。草屋。茅(かや)屋。
くずやのかご【屑屋の籠】
西村天囚による自伝的風刺小説。明治20年(1887)前後編を刊行。
くず‐ゆ【葛湯】
葛粉に砂糖をまぜ、熱湯を注いでかきまぜた食べ物。《季 冬》「うすめても花の匂の—かな/水巴」