わら・う【笑う】
[動ワ五(ハ四)] 1 喜び・うれしさ・おかしさ・照れくささなどの気持ちから、顔の表情をくずす。また、そうした気持ちで声を立てる。「腹を抱えて—・う」「目だけが—・っている」 2 (「嗤う」とも...
わらわれ‐もの【笑われ者】
人からあざけり笑われる対象となる者。「社内の—になる」
わらい【笑い】
1 笑うこと。また、その声。えみ。「儲(もう)かりすぎて—がとまらない」 2 (「嗤い」とも書く)あざけり笑うこと。嘲笑(ちょうしょう)。「聴衆の—をかう」 3 性に関係するもの、春画・淫具など...
わたり‐もの【渡り物】
1 外国から渡ってきた品物。舶来品。「南蛮からの—」 2 祭礼などの際、練って歩く行列・山車(だし)など。ねりもの。「その日—ありとて、にぎはひけり」〈咄・あられ酒・五〉 3 先祖から代々伝わる...
わびし・む【侘しむ】
[動マ下二] 1 わびしがらせる。さみしがらせる。「寝覚めする人の心を—・めてしぐるる音はかなしかりけり」〈山家集・上〉 2 困惑させる。「よく—・めて後に、置きたる算(さむ)を、さらさらとおし...
わか‐ゆ【若湯】
正月に初めて沸かす風呂。《季 新年》「皆旅の顔して—使ひけり/圭岳」
わか‐みず【若水】
1 元旦に初めてくむ水。1年の邪気を除くとされ、この水で年神への供え物や家族の食べ物を調える。《季 新年》「—のよしなき人に汲まれけり/一茶」 2 昔、宮中で、立春の日に主水司(しゅすいし)から...
リラ【(フランス)lilas】
ライラックの別名。《季 花=春》「蝶来ると見ればいつしか—咲けり/秋桜子」
例(れい)なら◦ず
1 いつもと違っている。「—◦ず御格子(みかうし)まゐりて」〈枕・二九九〉 2 からだがいつもの調子でない。病気である。また、妊娠している。「—◦ぬさまに悩ましくし給ふ事もありけり」〈源・宿木〉
れい‐ちょう【冷嘲】
[名](スル)冷ややかにあざけり笑うこと。「半ば慷慨し半ば—したいような沈痛な心持になる」〈荷風・つゆのあとさき〉