こい‐の‐やま【恋の山】
恋にまどう心を、踏みこんで惑う山路にたとえた語。「—繁き小笹(をざさ)の露分けていりそむるよりぬるる袖かな」〈新勅撰・恋一〉
こい‐の‐やまい【恋の病】
「恋煩(わずら)い」に同じ。
こい‐の‐やまじ【恋の山路】
「恋の山」に同じ。「—にまよふころかな」〈浜松・一〉
恋(こい)の山(やま)には孔子(くじ)の倒(たお)れ
恋のためには、聖人君子でさえ過ちを犯すことがあるということ。→孔子の倒れ
こい‐の‐やみ【恋の闇】
恋のために理性を失っている状態をたとえていう語。恋の闇路(やみじ)。
こいのヨーロッパ【恋のヨーロッパ】
《原題、(フランス)L'europe galante》モランの短編小説集。1925年刊。14作品を収める。
恋(こい)は曲者(くせもの)
恋は分別を失わせ、思いもよらないことをさせるものだ。
恋(こい)は思案(しあん)の外(ほか)
恋は常識や理性では割り切れないものだ。恋は心の外。
こいはののとり【恋は野の鳥】
《原題、(フランス)L'amour est un oiseau rebelle》⇒ハバネラ
恋(こい)は盲目(もうもく)
《Love is blind》恋におちると、理性や常識を失ってしまうということ。