こう‐ぜん【紅髯】
《「髯」は、ほおひげの意》 1 赤いひげ。 2 西洋人。紅毛。 3 エビの異称。
こう‐ぜん【公然】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 世間一般に知れ渡っているさま。また、他人に隠さずおおっぴらにするさま。「—と酒を飲む」「—たる事実」 2 不特定または多数の人が知ることのできる状態にあるさ...
こう‐ぜん【昂然】
[ト・タル][文][形動タリ]意気の盛んなさま。自信に満ちて誇らしげなさま。「—と胸を張る」「—たる口ぶり」
こう‐ぜん【哄然】
[ト・タル][文][形動タリ]大声で笑うさま。「『あはッはッはッ!』と…—として笑った」〈魯庵・社会百面相〉
こう‐ぜん【恍然】
[ト・タル][文][形動タリ]心を奪われてうっとりするさま。「吾を忘れて—と机によりかかりし折しも」〈露伴・露団々〉
こう‐ぜん【浩然】
[ト・タル][文][形動タリ]《「浩」は水が豊かなさま》心などが広くゆったりとしているさま。「—として天を仰ぐ」
こう‐ぜん【皓然/皎然】
[ト・タル][文][形動タリ]明るく輝くさま。白く光るさま。「唯(と)見れば—たる銀の地に、黄金の雲を散らして」〈鏡花・歌行灯〉
こう‐ぜん【溘然】
[ト・タル][文][形動タリ]にわかなさま。突然であるさま。人の死などにいう。「—として属絋(しょくこう)に就いた」〈芥川・枯野抄〉
こう‐ぜん【曠然】
[ト・タル][文][形動タリ]広広としているさま。「—として倚托(きたく)なき有様」〈漱石・草枕〉
こう‐ぜん【鏗然】
[ト・タル][文][形動タリ]金属・石・楽器などがかん高い音を出すさま。「置時計が…忽ち—と鳴って」〈谷崎・少年〉