こ‐がく【古学】
1 江戸時代におこった儒学の一派。朱子学・陽明学などの解釈を批判し、「論語」「孟子」などの経書(けいしょ)の本文を直接に研究してその真意を解明しようとするもの。山鹿素行(やまがそこう)・伊藤仁斎...
こ‐がく【古楽】
1 古い時代の音楽。 2 雅楽で、唐楽の楽曲分類の一。ふつう、秦・漢・六朝(りくちょう)までの中国楽や西域・インド楽およびそれを模倣した日本の作品をいうが、分類としてはあいまい。壱鼓(いっこ)を...
こ‐がく【胡楽】
中国古代北方民族の胡の国で行われた音楽。漢代以後に中国に伝わり、南北朝・隋・唐の時代に流行。
こ‐がく【鼓楽】
つづみを打ち、楽を奏すること。また、その音楽。
こがくしょうでん【古学小伝】
江戸末期の国学書。3巻。清宮秀堅著。安政4年(1857)成立、明治19年(1886)刊。契沖・賀茂真淵・本居宣長ら75人の国学者の伝記を集成したもの。
こが‐くぼう【古河公方】
鎌倉公方足利成氏(あしかがしげうじ)とその子孫の称。享徳3年(1454)関東管領上杉憲忠(うえすぎのりただ)を殺した成氏が、翌年幕府軍に追われ、以後5代にわたり下総(しもうさ)古河を根拠とした。...
こ‐がく・る【木隠る】
[動ラ下二]木の陰に隠れる。「あしひきの山下水の—・れてたぎつ心を塞(せ)きぞかねつる」〈古今・恋一〉
こ‐がくれ【木隠れ】
重なりあった木の枝葉の陰に隠れてはっきりと見えないこと。「—に海が見える」
こ‐がく・れる【小隠れる】
[動ラ下一][文]こがく・る[ラ下二]ちょっと物陰に隠れる。「—・れた料理屋で一応逢ってから」〈近松秋江・黒髪〉