こく・る
[動ラ四]強くこする。「木で鼻を—・ったやうな西隣/一茶」〈迹祭〉 [接尾]《動詞五(四)段活用》動詞の連用形に付いて、その動作のはげしいさまを表したり、その動作を強調したりする。「黙り—・...
こすり【擦り/錯】
1 こすること。 2 やすり。また、木などを磨く用具で、木片にトクサの枯れ茎をはりつけたもの。〈新撰字鏡〉
ギャラン‐はんしゃ【ギャラン反射】
新生児にみられる原始反射の一。脊柱の脇をこすると、刺激を与えた側に腰を振る現象をさす。ガラント反射。
さす・る【摩る/擦る】
[動ラ五(四)]手のひらなどでからだや物の表面を、くりかえし軽くこする。「疲れた足を—・る」 [可能]さすれる
しご・く【扱く】
[動カ五(四)] 1 細長いものを握ったり指で挟んだりして、強く押さえつけるようにしながら、その手や指をこするように動かす。「槍(やり)を—・く」「帯を—・く」「あごひげを—・く」 2 きびしく...
こす・る【擦る】
[動ラ五(四)] 1 物を他の物に強く押し当てたままで動かす。また、そのように繰り返し続けて動かす。「目を—・る」「あかを—・る」「電柱に車体を—・る」 2 遠回しにいやみや皮肉を言う。あてこす...
こすり‐つ・ける【擦り付ける】
[動カ下一][文]こすりつ・く[カ下二] 1 こすってくっつける。「クリームを顔に—・ける」 2 押しつけてこする。「マッチを—・けて火をつける」「犬がからだを—・けてくる」「額を畳に—・けて頼む」
きゅっ‐と
[副] 1 強く締めたり、こすったり、また握ったりするさま。「—口を結ぶ」「指でガラスを—こする」「胸が—しめつけられる」 2 酒などを一息に飲むさま。「コップで—やる」
木(き)で鼻(はな)を括(くく)・る
《「くくる」は「こくる」の誤用。「こくる」はこする意》無愛想に応対する。冷淡にあしらう。木で鼻をかむ。「—・ったような返事」
した‐え・む【下笑む】
[動マ四]《「した」は心の意》心中でにこにこするくらいうれしく思う。「まま母はし得たる心地して、むくつけ女も二人—・みにゑみ合へる」〈住吉・上〉