こそこそ三里(さんり)
こそこそ話でも遠くまで伝わること。秘密は漏れやすいことのたとえ。
はなし【話】
1 言葉を交わすこと。会話。談話。また、声を出して言うこと。「—が尽きない」「こそこそ—」 2 筋をたてて述べること。また、その内容。「—のうまい人」「ためになる—」 3 話題。「—は変わります...
こ‐り【狐狸】
1 キツネとタヌキ。「—妖怪」 2 人をだまし、こそこそと悪事をする者。「—の輩」
こそ‐め・く
[動カ四] 1 かさこそと音を立てる。「天井の組み入れの上に物の—・くを見上げたれば」〈今昔・二七・三一〉 2 人に知られないようにこそこそと振る舞う。「一生—・き逃げまはりて」〈咄・百物語・下〉
すさ・る【退る】
[動ラ五(四)]後ろへさがる。しりぞく。「こそこそと—・って」〈露伴・椀久物語〉
囁(ささや)き千里(せんり)
内緒話がすぐに遠くまで伝わり広がること。ささやき八丁。こそこそ三里。
そ【鼠】
[音]ソ(慣) [訓]ねずみ 〈ソ〉 1 動物の名。ネズミ。「鼠咬症(そこうしょう)/窮鼠・首鼠・田鼠・殺鼠剤」 2 こそこそと悪事を働く者のたとえ。「鼠賊」 〈ねずみ〉「鼠色・鼠算/野鼠」...
はい‐かく・る【這ひ隠る】
[動ラ下二]這うようにしてこそこそと隠れる。ひそみ隠れる。「世離れたる海づらなどに—・れぬるをりかし」〈源・帚木〉
ねずみ‐こんじょう【鼠根性】
ネズミのように、こそこそと悪事をはたらくずるい性質。「にくむ処枉惑(わうわく)なる—なるかな」〈咄・醒睡笑・四〉
どう‐どう【堂堂】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 りっぱで威厳のあるさま。「—たる邸宅」「—とした態度」 2 なんの隠しだてもないさま。こそこそしないさま。「正面切って—と戦う」「白昼—」