でんき‐さく【電気柵】
電流の流れる金属線を張り巡らせた柵。触れると衝撃がある。家畜の逃亡や害獣の侵入を阻止するために、牧場や農地などの周囲に設置される。電柵。牧場のものは電気牧柵(ぼくさく)(電牧)ともいう。 [補説...
つう‐ぼう【痛棒】
1 座禅のときに、師が心の定まらない者を打ちこらすのに用いる棒。警策(きょうさく)。 2 手ひどい𠮟責(しっせき)。また、痛烈な打撃。「己れの肉体に—を喫したことはないが」〈谷崎・春琴抄〉
デュー‐プロセス【due process】
適正な手続き。特に、アメリカ合衆国憲法にある「法の適正な手続き」のこと。同憲法では、何人(なんびと)も法の適正な手続きによることなく生命・自由もしくは財産を奪われることはない、と規定している。適...
ちゅうりつ‐ほうき【中立法規】
中立に関する国際法上の規則の総称。中立国は交戦国の攻撃を受けず、その領土を侵されることはないが、交戦国に対して戦争遂行上の便宜・援助を与えてはならないとされる。1907年のハーグ平和会議で成文化...
天網(てんもう)恢恢(かいかい)疎(そ)にして漏(も)らさず
《「老子」七三章から》天の張る網は、広くて一見目が粗いようであるが、悪人を網の目から漏らすことはない。悪事を行えば必ず捕らえられ、天罰をこうむるということ。
だん‐な・い
[形]《「だいじな(大事無)い」の音変化か。近世上方語》大したことはない。支障ない。かまわない。「どしても—・いが、とるにしくはないさかい」〈滑・膝栗毛・七〉
ちゃく‐せい【着生】
[名](スル)植物などが、他のものに付着して生育すること。寄生と異なり、養分をとることはない。
忠臣(ちゅうしん)は二君(にくん)に事(つか)えず
《「史記」田単伝から。中国春秋時代、燕の将軍の、燕に仕えれば大きな領土を与えるという申し入れを断って首をつって死んだ、斉の王燭の死に臨んだ時の言葉》忠臣は、いったん主君を定めたのちは、他の人に仕...
天道(てんどう)人(ひと)を殺(ころ)さず
天は慈悲深くて、人を見離すことはない。
とうしいってき【骰子一擲】
《原題、(フランス)Un Coup de dés》マラルメの詩。1897年、雑誌「コスモポリス」に掲載されたものが初出。著者の遺作で、決定稿が単行本化されたのは没後の1914年。異なる大きさや書...