事(こと)がな笛(ふえ)吹(ふ)かん
《事が起こったら笛を吹いてはやしたてようの意から》何か事件が起こればそれに乗じようと待ち構えていることをいう。「さなきだにも—と思ひける北面の下﨟(げらふ)共」〈盛衰記・一八〉
事(こと)が延(の)びれば尾鰭(おひれ)が付(つ)く
物事は、長引くと余計なことが付け加わり、面倒になる。
こと‐が‐はま【琴ヶ浜】
島根県中部、大田(おおだ)市西部にある砂浜。日本海沿岸の弓状になった約2キロメートルの白砂海岸。砂を踏んで歩くとキュッキュッと鳴る「鳴き砂」で有名。夏、海水浴場としてにぎわう。
こと‐がま・し【事がまし】
[形シク]仰々(ぎょうぎょう)しい。ことごとしい。大げさだ。「その体(てい)—・しく出で立ちたり」〈曽我・九〉
こと‐がま・し【言囂し】
[形シク]言葉が多い。口やかましい。うるさい。「さがなく—・しきも、しばしは、なまむつかしう」〈源・夕霧〉
こと‐がみ【琴頭】
琴の頭の方。⇔琴尾(ことじり)。
こと‐がら【事柄】
1 物事の内容・ようす。また、物事そのもの。「調べた—を発表する」「新企画に関する極秘の—」「重大な—」 2 《「こつがら(骨柄)」の音変化という》人物のありさま。体格。品格。「つらだましひ、—...
こと‐がら【言柄】
歌などの、言葉の品位や趣。「今の世の人の詠みぬべき—とは見えず」〈徒然・一四〉
こと‐き【異木】
別の木。ほかの木。「桐の木の花…、—どもと等しう言ふべきにもあらず」〈枕・三七〉
こと‐き・れる【事切れる】
[動ラ下一][文]ことき・る[ラ下二] 1 息が絶える。死ぬ。「救急車が来たときにはすでに—・れていた」 2 事が終わる。落着する。「疾(とく)してあはれ—・れよかし」〈平治・上〉