かこ‐しょうりょう【過去精霊】
この世を去った死者の霊。過去幽霊。「いつしか経よみ念仏して、—一仏浄土へ、と回向しけるこそあはれなれ」〈平家・一〇〉
か‐たく【火宅】
仏語。煩悩(ぼんのう)や苦しみに満ちたこの世を、火炎に包まれた家にたとえた語。法華経の譬喩品(ひゆぼん)に説く。現世。娑婆(しゃば)。
かり‐の‐よ【仮の世】
無常なこの世。はかない現世。うきよ。「風そよぐ篠(しの)の小笹(をざさ)の—を思ふねざめに露ぞこぼるる」〈新古今・雑上〉
カンピ‐れいはいどう【カンピ礼拝堂】
《Kampin kappeli》フィンランドの首都ヘルシンキにある礼拝堂。2012年、ヘルシンキがユネスコの世界デザイン都市に認定されたことを記念して建造。装飾を排した船のような形状の現代的な木...
き【鬼】
[常用漢字] [音]キ(呉)(漢) [訓]おに 〈キ〉 1 死者の霊魂。亡霊。「鬼哭(きこく)・鬼神/幽鬼」 2 死者。あの世。「鬼籍・鬼録」 3 この世のものとも思われない恐るべき存在。化け...
き‐はん【羈絆】
《牛馬をつなぐ意から》足手まといとなる身辺の物事。きずな。ほだし。「この世の—と濁穢(じょくえ)を脱ぎ捨てる」〈寅彦・藤棚の陰から〉
きゃくしょう‐そくもう【隔生即忘/隔生則忘】
仏語。人がこの世に生まれ変わるとき、前世のことは忘れ去るということ。
きゅう‐せい【救世】
乱れた世の人々を救うこと。特に、宗教の力でこの世の苦しみや罪悪から人々を救うこと。
きょう‐がい【境涯】
この世に生きていく上でおかれている立場。身の上。境遇。「不幸な—」
きょう‐ねん【享年】
《天から享(う)けた年の意》人のこの世に生存していた年数。死んだときの年齢。行年(ぎょうねん)。「—八十」 [補説]「享年八十歳」は「年」と「歳」が重複するので「享年八十」でよいが、「享年四十歳...