もう・す【申す】
[動サ五(四)]《「まおす」の音変化》 1 主として会話に用い、聞き手に対し、「言う」を改まって丁重に表現する丁寧語。 ㋐「言う」対象が聞き手(または尊者)の場合には、対象を敬う気持ちも残るが、...
もうと【真人】
[名]《「まひと」の音変化》 1 「まひと」に同じ。 2 貴人。また、人を敬っていう語。「雲井より降りたるより、—に思ひ聞こえ給ふ人を」〈宇津保・菊の宴〉
[代]二人称の人代名詞。平安時代、...
孟母(もうぼ)断機(だんき)の教(おし)え
《「古烈女伝」母儀・鄒孟軻母から》孟子の母が、孟子が学業半ばで帰ってきたとき、織っていた機の糸を断ち切って、学問を途中でやめることはこのようなものだと戒めたという故事。断機の戒め。
もうようたい‐きん【毛様体筋】
眼球の毛様体にあり、水晶体の調節に関与する平滑筋。内眼筋の一つ。副交感神経の支配を受け、この筋が収縮すると毛様体小帯が緩み、水晶体の厚みが増して近くにピントが合う。弛緩(しかん)すると水晶体が薄...
もえるへいげん【燃える平原】
《原題、(スペイン)El llano en llamas》ルルフォの短編集。雑誌「パン」に掲載された短編小説をまとめたもの。1953年刊。メキシコの荒廃した大地に生きる農民たちや反乱軍の姿を描く。
も‐がさ【痘瘡】
痘瘡(とうそう)の古名。天然痘。「この世の中は、—おこりてののしる」〈かげろふ・下〉
モガドール【Mogador】
モロッコの都市、エッサウィラの旧称。
もきちほうこう【茂吉彷徨】
北杜夫による斎藤茂吉の評伝。平成8年(1996)刊。茂吉評伝四部作の第3作。この四部作により、平成10年(1998)第25回大仏次郎賞を受賞。→青年茂吉 →壮年茂吉 →茂吉晩年
もく
タバコのこと。「—ひろい」「洋—」 [補説]タバコの煙を雲(くも)に見立て、それを逆さに言ったもの。
もくしろく【黙示録】
1 新約聖書の最後の一書。95年ごろローマの迫害下にある小アジアの諸教会のキリスト教徒に激励と警告を与えるために書かれた文書。この世の終末と最後の審判、キリストの再臨と神の国の到来、信仰者の勝利...