ささら‐がた【細形】
こまかい文様。また、その織物。ささら。「—錦(にしき)の紐(ひも)を解き放(さ)けて」〈允恭紀・歌謡〉
きめ‐こまか・い【木目細かい/肌理細かい】
[形][文]きめこまか・し[ク]「木目が細かい」に同じ。「—・い泡」
きょく‐じん【曲尽】
[名](スル)ことこまかに事情を説きつくすこと。「師宣(もろのぶ)を生んだ元禄の人情を—している」〈芥川・芭蕉雑記〉
い‐の‐で【猪の手】
オシダ科の常緑のシダ。根茎は塊状で、5〜10枚の葉が放射状に束生。葉は長さ60センチ〜1メートル、こまかく羽状に分かれ、柄や軸に褐色の鱗片(りんぺん)が密生する。
けいあん‐の‐おふれがき【慶安御触書】
慶安2年(1649)江戸幕府が公布した触れ書き。全32か条と奥書よりなる。年貢の確保をめざし、農民統治のため日常生活をこまかく規制したもの。
きり‐こまざ・く【切(り)細裂く】
[動カ五(四)]切ってこまかく裂く。「彼は目の前の闇を、力いっぱいステッキを振り廻して—・いた」〈里見弴・今年竹〉
けん‐せい【研精】
こまかに調べること。精密な研究。「必ず実物に拠りて、以て—す」〈蘭学階梯〉
こまがた【駒形】
東京都台東区の地名。隅田川に面し、吉原通いの船着き場があった。名は、馬頭観音を祭る駒形堂に由来。こまかた。
こま・い【細い】
[形](多く西日本で) 1 形や量、数などが小さい。こまかい。「何歳(いくつ)かい。何、十二、—・いな」〈蘆花・思出の記〉 2 けちけちしている。お金に細かい。「金に—・いことをいう」
こまか・い【細かい】
[形][文]こまか・し[ク] 1 いくつか集まって一まとまりになっているものの、一つ一つの形が非常に小さい。「—・い砂」「—・い雨が降る」「—・い字で書く」「—・い編み目のセーター」「野菜を—・...